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インドネシアで最も求められている職種「営業職」の転職市場動向

​東南アジアの大国として、日々その存在感を強めているインドネシア。世界第4位の人口を有し、毎年平均5%のGDP成長を続けており、自動車産業を中心に数多くの日系企業が同国に進出しています。
今後、さまざまな産業において、有力な投資先として注目されています。
そのような現在、そして将来的にも最も熱い国、インドネシアの転職市場を、JACインドネシアのコンサルタントが解説します。


最新の営業職の転職市場動向

コロナ前、そしてコロナ後に関わらず、インドネシアの求人で最もポピュラーな求人が営業職です(全体の40%)。

インドネシアにおいて日本人営業が求められる業界は、
・製造業  40%
・商社   30%
・不動産  20%
・その他  10%
となり、幅広い業界で必要とされています。

また、インドネシアの営業職の求人の特色として、比較的、経験やスキルを多く求められないものもあり、ビザのハードルも他国に比べると低いです。そのため、初めての海外転職の国としてお勧めしています。


インドネシアにおける営業職の給与相場 

まず営業職の給与相場は、ご年齢×100万ルピア(約8500円)となります。

次にインドネシア現地は交通インフラが日本のように整っておらず、徒歩や電車移動での営業活動が難しいため、営業職には基本的に自動車と運転手がつき、通勤と営業活動に活用することができます。

そして住居手当に関しては、会社によって方針が異なりますが、支給する企業と支給しない企業でおよそ50% ずつというのが現状となります。

ここまででお分かりのように、給与のほかに通勤車、そして住宅手当がつく場合、物価の安さも相まって、手元に残る貯金は多くなる傾向にあります。

また、インドネシアではTHR(宗教ボーナス)というものが、外国人労働者も含め、年に1回支給されます。THRは基本的に給与の1カ月分が支給されるので、年収計算は月収×13カ月となります(例外もあり)。
その他、企業によっては賞与の支給などもあります。


営業職へのキャリアチェンジ

前述の通り、インドネシアにおける営業職は他国に比べ、経験を問われないケースの求人も一定数あるので、営業未経験者でも営業職へキャリアチェンジのチャンスがあります。

また、製造業の営業職からIT業界の営業職といった未経験業界への転職の事例もあります。

営業職の転職事情・将来性

インドネシアのみならず、海外諸国において、日本語話者が営業職として必要とされる大きな要因の一つが「日本人窓口」です。顧客が日系企業である場合、意思決定者は日本人であることが多く、そこへのアクセスとしての日本人が必要になります。
新規営業でもルート営業でも、基本的には日本人窓口としての側面が、海外における日本人の営業職では強いといえます。

また昨今では、インドネシア企業やその他外国企業も、当地における日系マーケットに進出するため、積極的に日本人営業を採用している傾向があります。
したがって、今後は日系企業のみならず、外国企業における日本人営業のニーズは増えていくでしょう。


営業職の転職を成功させるために

インドネシアにおいて営業職の転職を成功させるために必要なキーワードは「即戦力性」です。
そしてこの「即戦力性」というのは、「営業経験」と「語学力」で構成されています。

前述の通りインドネシアにおける営業職の間口は比較的広いですが、大前提として、海外におけるいずれの求人においても「即戦力」を求めており、営業職に関してもその例外ではありません。
したがって転職の成功確率を上げるためには、営業としての経験はあった方が良いです。
特にインドネシアにおける営業職は基本的に、BtoB営業なので、BtoB営業のご経験は強みに働きます。​

また語学に関しても、重視されます。インドネシアの公用語はインドネシア語となりますが、日系企業のオフィスでは英語が公用語として使用されているケースがほとんどです。
したがってインドネシアで働くには基本的に「ビジネスレベルの英語力」が求められます。
この「ビジネスレベルの英語力」というのは一般的にはTOEIC 800点程度といわれていますので、営業職のみならず、海外転職をする上では、このTOEIC 800点(他のテストでもそれと同等レベルのスコア)を持っていれば、インドネシア転職の成功確率をより高めることができます。

営業職のキャリアパス

一般的に営業職のキャリアパスは、大きく分けて3通りあります。
1 管理職
2 スペシャリスト
3 異なる職種にチェンジ

1. 管理職

営業としての実績もあり、尚かつご自身が担当するチームのパフォーマンス全体を高めるマネジメント力も必要となります。
係長、課長、部長、役員と上に行けば行くほど、用意されている椅子は少なくなりますが、最も思い浮かべやすいキャリアパスでしょう。

​2. スペシャリスト

知識、経験、人脈を積み重ね、営業としての専門性を高め、営業のスペシャリストになるコースです。
身に着けたスキルを横展開させ、異なる商材を扱う他部署、あるいは他社、他業界へ転職し、営業として活躍します。
あるいは、例えばインドネシアから他国への転職なども可能です。

​3. 異なる職種にチェンジ

営業で得た経験をもとに、営業事務や人材育成、経営企画、新規事業開発など、他職種に移るパターンです。

インドネシアでは社内の日本人スタッフの数が少ないため、職種の縦割りがあいまいな傾向にあり、いち営業で入った場合でも、大なり小なりインドネシア人スタッフのマネジメントを行うこともあります。
また他にもさまざまな職務を幅広く関われることができます。

その中で、ご自分にあった職種を見極めていき、キャリアパスの方向性を定めていくのもいいかもしれません。


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