物価が安く、日本人にとって暮らしやすいと言われるインドネシア。インドネシア就職やインドネシア移住を希望されている方からは、生活費がどのくらいかかるのか?貯金がどのくらいできるのか?とよくご質問をいただきます。
こちらでは、給与・家族構成・生活スタイル別に、生活費についてまとめました。あくまで弊社でヒアリングした内容となりますが、参考にしていただければ幸いです。
※1ルピア=0.0080円で計算(2022年3月時点)
単身者 (月給25,000,000ルピア/200,000円)の場合
単身者の場合、自炊の有無やお酒やゴルフなどの趣味嗜好によって大きく変わってきます。ここでは、月給2500万ルピアの方を例にあげてみます。
外食やデリバリーがメイン、交際費にお金をかけるタイプ
外食が多く、飲み会やゴルフ・週末旅行などのアクティビティが多い方はこのようになります。
住居はkostという単身者用アパートで外国人が住むことができるグレード。ほぼ自炊せず、基本外食、かつ週に一度は友人と飲み会やゴルフをした場合でも、月5万円程度の貯金ができます。
項目 | ルピア | 円 | 備考 |
住居費 | 7,000,000 | 56,000 | 1ベッドルーム(1Kまたは1DK) |
食費 | 4,000,000 | 32,000 | 週3~4日の外食やデリバリー |
光熱費、水道費 | 500,000 | 4,000 | ― |
通信費 (携帯電話、インターネット) | 500,000 | 4,000 |
|
交通費 | 1,000,000 | 8,000 | ― |
交際費 | 5,200,000 | 41,600 | 飲み会(30万ルピア)やゴルフ(100万ルピア)を週に一度数回 |
貯金 | 6,800,000 | 54,400 | 余った生活費を貯金 |
計 | 25,000,000 | 200,000 | ― |
自炊メイン、倹約家インドネシアプ
一方、倹約を意識する方はこのようになります。大きな違いは、住居費や食費、交際費です。
自炊や、インドネシアローカル屋台をメイン歳、飲み会などの交際費がかかっていないこと。またローカルの方が多く住んでいる単身者アパートに居住することで、支出を抑えています。
この生活スタイルですと、月11.6万円、つまり月20万円の給与のうち5割以上を、貯金できることになります。
項目 | ルピア | 円 | 備考 |
住居費 | 5,000,000 | 40,000 | 1ベッドルーム(1Kまたは1DK) |
食費 | 2,000,000 | 16,000 | 自炊や屋台飯メイン |
光熱費、水道費 | 500,000 | 4,000 | ― |
通信費 (携帯電話、インターネット) | 500,000 | 4,000 | ― |
交通費 | 500,000 | 4,000 | タクシーメインではなく |
交際費 | 2,000,000 | 16,000 | ― |
貯金 | 14,500,000 | 116,000 | 余った生活費を貯金 |
計 | 25,000,000 | 200,000 | ― |
夫婦・家族の場合(月給400,000ルピア/320,000円)の場合
次に、ご夫婦または小さなお子様連れでインドネシアへ移住された場合にかかる生活費を見てみましょう。今回は共働きではなく一馬力の世帯を想定します。
夫婦のみ
単身者の生活費と同様、自炊をメインにすることで、余裕のある家計が成り立ちます。
項目 | ルピア | 円 | 備考 |
住居費 | 10,000,000 | 80,000 | 1ベッドルーム(1LDK)マンション |
食費 | 5,000,000 | 40,000 | 自炊メイン |
光熱費、水道費 | 1,000,000 | 8,000 | ― |
通信費 (携帯電話、インターネット) | 1,000,000 | 8,000 | ― |
交通費 | 3,000,000 | 24,000 | ― |
交際費 | 5,000,000 | 40,000 | 夫:300万ルピア |
貯金 | 15,000,000 | 120,000 | 余った生活費を貯金 |
計 | 40,000,000 | 320,000 | ― |
小さいお子様(幼稚園・保育園)がいる3人家族
小さいお子様連れのご夫婦を想定した場合、大きな費用は食費と養育費になってくるかと思います。特に養育費に関しては日系・ローカル系・インターナショナル系など、どの保育園、幼稚園に通うかで学期毎にかかるコストが大きく変わってきます。
項目 | ルピア | 円 | 備考 |
住居費 | 15,000,000 | 120,000 | 2ベッドルーム(1LDK)マンション |
食費 | 6,000,000 | 48,000 | 自炊や屋台飯メイン |
光熱費、水道費 | 1,500,000 | 12,000 | ― |
通信費 (携帯電話、インターネット) | 1,000,000 | 8,000 | ― |
交通費 | 3,000,000 | 24,000 | ― |
交際費 | 5,000,000 | 40,000 | 夫:300万ルピア |
学費 | 6,000,000 | 48,000 | 日系幼稚園の場合 |
貯金 | 2,500,000 | 20,000 | 余った生活費を貯金 |
計 | 40,000,000 | 320,000 | ― |
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いかがでしたでしょうか。
インドネシアでは、日本と比べると住居費や光熱費、通信費が大幅に抑えられるため、比較的、余裕のある生活を送ることができるでしょう。
上記の通り、単身者の方ですと、給与のうち1割~最大5割程度を貯金にまわすことができるようです。ご家族がいらっしゃる場合、特にご夫婦の場合は3~4割程度が目安となります。お子様がいらっしゃる場合は、養育費が発生しますので、会社のサポートや学資保険などを、うまく利用していただく必要がありそうです。
生活費を抑えて貯金をしていきたいとお考えの方は、「外食を控えて、自炊・ローカル屋台飯をメインの食生活にすること」「外国人専用の高級マンションではなくローカル向けの高級アパートに住む」を意識して、よりローカルの生活に近づけていただくことが、肝になるかもしれません。
それぞれの生活スタイルに合わせて、インドネシアで暮らすことを楽しみながら、心身ともに健やかな生活を送っていただければとなによりです。